性別 男性
イニシャル H.K.さん
引きこもりになった時の年齢 11歳
引きこもりを脱した時の年齢 15歳
引きこもりしていた期間 4年

「引きこもり」には、どうしてなってしまうのでしょうか。大小様々な理由はあれど、人は何かしら自らに不利益があったときに、殻にこもってしまいます。

殻の中の居心地は良いので、もちろん長く滞在したくなることも多いことでしょう。しかし、「外」にも生活があります。いつまでも「内」にいるわけにはいきません。

では引きこもりとは、どうやって脱出出来るのか、私の経験談を元に「引きこもりの入門と脱却」について書いていきます。

引きこもり入門編

引きこもりになった方のきっかけ、その大半は「家庭の事情」や「人間関係でのトラブル」でしょう。昨今では両親の離婚や、学校でのいじめが原因で引きこもる方も珍しくはありません。

しかし、きっかけはそうだとしても、そのまま殻に閉じこもってしまうのには、別の理由があると私は考えます。それは例えばゲームであったりアニメであったりと、「一人でも出来てしまう趣味」全般です。

これはインドアの趣味に限らず、アウトドアなどでも釣りや水泳など一人で完結してしまうものも含まれます。「外に出ているのに引きこもりなの?」思われる方もいるかと思いますが、引きこもりとは「他者との関係を隔絶していること」を指すと私は考えます。

故に、どこにでも一人で楽しめるものが転がっている昨今の世の中では、誰しもが「引きこもりの素質」を持っているとも言えます。「これ面白い」が、引きこもりの入門とも考えられるのです。

実際、私も家庭内での喧嘩が絶えなかった小学生時代にゲームとアニメに出会い、ずるずると引きこもっていきました。

引きこもりからの脱却

では、どうやって引きこもりとは脱出できるのでしょうか。当時の私もそうでしたが、引きこもりの方は素面では脱却を望んではいません。

しかし、潜在的に「他者と関わりたい」「このままではいけない」と考えています。いつまでも一人でいることを、人間の本能が良しとしないのです。

だとすれば、引きこもりを脱出することは簡単なのでは、と思う人も多いことでしょう。しかし、「楽」で「好きなこと」を出来て「自由」な生活をわざわざ捨てる人など、なかなかいません。

なので引きこもりからの脱却には、今まで個人で「これ面白い」を体験してきた人たちに、他者と関わることでも「これ面白い」が生まれることを、体験させることが大切なのです。

私自身、引きこもっていた当時オンラインゲームをしていたときに、全く知らない方からチャットで言われた「ゲームが好きなら、ゲームを作る人になればいい」という一言で、引きこもりから脱却するきっかけをもらえました。

引きこもりは充電期間

現在引きこもっている方へ私が伝えたいことは、引きこもっている現状を悪い方向へばかり考えないでほしいということです。私が引きこもっていた四年間を振り返ってみても、確かに後悔するような時間の使い方もありましたが、何より将来への布石だと思えるような出来事も多くありました。

家族仲や交友関係など、「外」では様々気にしなければならないこともあります。しかし、あくまで主体は「自分自身」です。趣味や何気なくしている習慣などから「見えないアドバイス」を探り、「引きこもりからの脱却」を緩く、あくまで緩く目指していきましょう。