性別 男性
イニシャル H.N.さん
引きこもりになった時の年齢 27歳
引きこもりを脱した時の年齢 37歳
引きこもりしていた期間 10年

成人になってから社会で働くようになり、正社員とアルバイトを転々としました。20~26歳までは普通の人と同じく、社会に出て会社員として働いていました。

しかし、社会で働く中で自分が他の人と違うと感じるようになり、次第に息詰まるようになっていきました。引きこもりになったのは、1つ目の会社を退職してからです。

それからアルバイトを転々としながら時々ひきこもり、またアルバイトを転々とするということのくりかえし。そんな流れで10年という歳月が流れ、ようやく家を追い出されて引きこもりから脱出しました。

仕事はもって1年が限界!

正社員でもアルバイトでも、同じ職場にいるということで、1年が限界でした。仕事そのものはできていて、評価は高かったと思います。

しかし、人とのコミュニケーション能力が異常に低く、行く先々で奇異な目で見られることが多くありました。次第に周囲の人から煙たがられ、自分でやめてしまうという結果です。

福祉施設を頼りに

地域の中に福祉施設があって、そこのスタッフの人に助けをもらっていました。定期的に会ってその時々の悩みを相談しましたし、臨床心理士、社会保険福祉士、心療内科医にみてもらって、自分のおかしい部分を教えてもらいました。

当時の会社の上司が医者と相談したところ、私はアスペルガー症候群や社会不安障害という発達障害の1種であるといわれたそうです。

ジョブコーチなども頼りにして、福祉施設で働いていましたが、症状というわけではないので、特別な解決策はなく今に至っています。

突破と脱出

親には内緒で仕事を辞めて、車の中で絵を描いたり、本を読んだりしていました。そんな中、以前から話していた福祉施設のスタッフの方と頻繁に面接をし、そこに社会保険福祉士の方が入ってもらい、引きこもりと単発仕事の状態から脱出することができました。

ハローワークを通して4者面談を行って、次の仕事を細かく決めて、自分でもできる仕事を一緒に探してもらいました。10年という長い時間をかけてやっと引きこもりから脱出し、本当に自立した生活ができるようになりました。

きっかけは「人に対する気持ちが薄いというアスペルガーの状態でも雇用してくれる会社と巡り会えた」ことでした。