性別 男性
イニシャル Y.T.さん
引きこもりになった時の年齢 30歳
引きこもりを脱した時の年齢 32歳
引きこもりしていた期間 2年

私は30歳の時に、ある資格取得を目指し、それに関連する業務に就職しました。しかし、わずか1ヵ月後に辞めてしまいました。理由は客観的には大した理由じゃなかったのですが、私にとっては自信を失うきっかけになってしまい、それから挫折の劣等感から解放されずしばらく引きこもってしまいました。

しかし、単発の理由で引きこもったと言うより、もともと潜在的に人と関わるのが上手ではなかったのが原因です。

私が引きこもったきっかけ

きっかけだけならば、挫折です。私は半年ほど勉強をしある程度理解してから業務に入り、やる気に満ちていました。やりたいことをやっているんだから、辞めることなど考えてもいませんでした。

その業務は難易度はそれなりに高いので、私の思考は日に日についていけなくなってきました。そんな中、その職場で働く年配の方に「もっと早くできないか」とプレッシャーがかかる言葉を発せられるようになりました。

私は急ぎたくても、手抜きで早くすることはできないため、日に日に自信を失くしていきました。

私が引きこもった理由

私は思えばコミュニケーションが昔から下手で、どこまで踏み込んで話をしていいか、他人との距離感をつかめませんでした。距離感が分からず、怒られることもしばしばあったと思います。

職場ではそれがさらに顕著に現れ、気を使いすぎて逆に相手に気を使わせることが多かったです。私はなぜか嫌われることを極度に恐れていました。

それで人と接することがどんどん辛くなり、一人になりたかったんです。

引きこもりの時の私の気持ちと家族の対応

私は引きこもっているのは好きではなかったです。パソコンの動画などを見て時間を潰していましたが、本当に意味がない時間を過ごしていました。

ただ、自分の生存時間を少しでも消費したいような気持ちです。家族は「バイトでもいいからとにかく働いて」と私に言ってくるのですが、正直それができるエネルギーが残っていたなら引きこもってなんかいなかったです。

私はそこから徐々に自分について考え出すことになりました。

引きこもりを脱出したきっかけ

私は本来、人にあれこれ言われて動きたくない性格をしていたので、両親はすごく大変だったと思います。しかし、私は自分で自分の事を考え出したことが引きこもりを脱出したきっかけです。

私は自信を失くすような難易度の高い職種や頭を使う仕事を避け、背伸びしていない自分に何ならできるかを問いかけてみました。結果的には、「人にペースを左右されない一人で動ける仕事」を目指そうと思いました。

選んだ仕事は「新聞配達」でした。人との関わりが少なく、マイペースな仕事を維持できるためです。まだ今はバイトですが、方向性は変えずに仕事をじっくり考えていこうと思っています。

引きこもりを脱してみて思うこと

人と関わっていないとは言え、外に出るのはとても気持ちがいいです。少しずつですが、他の配達の方とも世間話をできるくらいまで回復しました。

長時間はまだ無理なんですが…。しかし、私は1歩進んだ事に関しては清々しい気持ちでいっぱいです。できることをやろうとするのは決して逃げではないと私は思っています。

過去を無駄とも考えてません。引きこもりがなければ、ずっと苦しんでいたかもしれないのですから。

今苦しんでいる方へ

引きこもりになってしまう要因として、ほとんどが人間関係だと私は考えています。それがあなたにとってどうしても乗り越えられない壁ならば、人付き合いをできるだけしなくていいものを選んでみましょう。

これは逃げではなく、自分を鋭く分析した結果の戦略です。仮にそれを逃げだという人が周りにいるなら、その人とは距離をおきましょう。

人間は得意・不得意分野が人によって違うだけで、その人にとってはそれが不得意ではなかったか、我慢できる範囲だったにすぎないのですから。そしてこの分析は決して焦らず、自分の気持ちにしっかりと耳を傾けてみてください。それが自己解決への第一歩です。