性別 女性
イニシャル R.T.さん
引きこもりになった時の年齢 17歳
引きこもりを脱した時の年齢 19歳
引きこもりしていた期間 2年

ひきこもりの悩みや苦しみは、上手く言葉に表せません。表したくてもどんな言葉が適切なのか分からず、家族にも余計な心配と誤解を生んでしまいます。

引きこもりで悩んでいる方に経験談として何か参考になればと思い、お伝えしていきます。

親から受けた過剰な期待に押しつぶされそう

長女として生まれて、小さい頃から比較的色々なことができる方の人間でした。大学受験に差し掛かる感受性豊かな高校時代に、私は親や先生の期待に押しつぶされそうになりました。

どうやって心のうちを解放したらいいのか分からず、気付けば人と会うことが怖くなってしまいました。自分の部屋で勉強していると嘘をついて、なるべく人に会わないように生活していきました。

次第に学校に行くのも億劫になってしまいました。

部屋にこもりきりの私と心配する家族

部屋にこもりきりの私に、家族は食事を部屋の前に用意してくれるようになりました。食べられるときは食べましたが、用意してもらうことすらも鬱陶しくなり、家族から「早く回復してね」と言われているような気がして苦しさが増しました。

放っておいてほしいというのが本音です。家族はなかなか変わらない状況を見て、心配と焦りが溜まっていたようです。このまま大学に行けなかったらどうしようと思っていたのかもしれません。

まさか私がひきこもりになるとは思ってもいなかったのだと思います。それでも私には1人になる時間が必要でした。

回復したのは弟の存在がきっかけ

私には弟がいるのですが、とてもお姉さん思いのやさしい弟です。私が悩んでいるのを察してくれていたようで、心配する親に対して「今はお姉ちゃんの好きなようにそっとしておけばいいんじゃない」と言ってくれました。

部屋にいながらそんな会話が耳に入ってきたのです。それを聞いた私は安心し、自分のペースで自分の心の声に合わせていってもいいんだと思えるようになりました。

弟が直接的に干渉することを控えるように言ってくれたことで、親の心配も少し減り、私の心は軽くなって次第に回復に向かうことができました。

今ひきこもりと言われて苦しい方へ

世間ではひきこもりと言う言葉を使って、1人で必死に自分と向き合っている人をカテゴリー化しています。でも、ひきこもりと言われるその状況は、立派な行動だと思うのです。

自分が本当にやりたいことはなんなのか、周りの顔色ばかりを伺う意志のはっきりしない人間ではなく、自分の心の声にしっかり耳を傾けようとしている勇気ある行動です。

今はそう思えないかもしれませんが、きっとその後の人生の糧になります。苦しいなら苦しいと口に出してください。心配や迷惑をかけて申し訳ないとは思わなくてもいいのです。休むことも、行動です。ぜひゆっくりと、自分の声を聞いてみてください。