性別 女性
イニシャル I.R.さん
引きこもりになった時の年齢 15歳
引きこもりを脱した時の年齢 16歳
引きこもりしていた期間 1年

中学校までは顔なじみが多い環境でしたが、高校受験をすると新しい環境とあわせて、人間関係の構築も複雑になります。進学校であれば、勉強のストレスも加わり必要以上に傷ついたり敏感になり精神的に体調を崩しやすいと思います。

私が実際経験した挫折と立ち直りまでを紹介します。これを読んで、私だけじゃないと思って立ち直るきっかけになれば良いなと思います。

まずは焦らず、自分のペースで自分の生きたいと思える道を探してみてください。

原因は小さなことの積み重ね!

進学校と言われる高校へ入学しました。人生で初めての受験を経験し、合格したことで高校生活は入学の時点でゴールになっていました。

そんな思いが打ち砕かれたのは、入学式でした。入学後すぐに、大学受験への競争はすでに始まっている時間を無駄にすることなく勉学に励みなさいという話に受験が終わってホッとしていた私は軽いめまいを覚えました。

やっとゴールしたと思っていたのに、すぐ次の受験、勉強、テストといつまで追われ続けるんだろうと気が遠くなったのです。そして入学後すぐに学力テストが行われ、成績順が張り出され、中学時代では上位だった自分が最下位に近い位置にいることにショックを隠しきれませんでした。

新しい環境は施設だけでなく、顔なじみも少ない中、新たな人間関係もストレスでした。グループができる中、愛想笑いをしてグループで孤立しないように振る舞う日々に学校に行くのが憂鬱になり体調を崩すとようになりました。

勉強もできない、友達ともうまくいかない、自分の居場所を学校に見つけることができませんでした。

罪悪感に悩まされる日々

1日だけ休んで、リフレッシュしようと月曜日に休みました。午前中は、ズル休みをしてしまったという罪悪感と、今日は学校にいかなくて良いというホッとした気持ちの板挟みでした。

夕方になるにつれて、明日には行かないといけない、行きたくないどうしようという気持ちでいっぱいになり、熱を出しました。その日をきっかけに、朝は起きれず、夕方からは熱を出す日々が続きました。

あと1日だけ休もう、明日には行こうと毎日思っていました。だんだん、自分がひきこもりになっていると自覚し、近所の人に何か言われてるんじゃないかとか、心配してくれる家族に申し訳ないと思い始めました。

何かあったのかと聞いてくる親にも、自分でも何か明確な理由があるわけでもないので何も答えられず、接触をさけるようになりました。

いい加減学校に行きなさいと怒られることも、いじめがあるのではないかと心配されるのも、友達が会いに来てくれるのも、全てが負担でした。

脱出は大きな勇気と小さな配慮!

休み始めて3か月くらい経ったある日、担任がやってきました。自分が不登校でひきこもりになっていることを自覚していた私は、退学の話かなと思いながら会いました。

担任からは、休むもよし、学校にくるのもよし、生きたいように生きなさいと言われました。せっかく休むなら、学校でできないやりたいことを自由にやって生き生きと過ごしてほしいといわれ、涙が出ました。

社会の落ちこぼれだと思っていた自分を肯定してくれたのが嬉しくてたまりませんでした。何がしたい?何がやりたいときかれ、何も思い浮かびませんでした。

そこで、やりたいことを見つけるために学校に行こうと思いました。周りの目は気になりましたが、担任の「お前自身以上にお前に関心がある奴はいない。

思っている以上に、周りはお前に関心はない」といわれ、納得しました。クラスに入った瞬間は、好奇な目もあった気がしますが、どうせ一瞬だと思えるとどうでもよくなりました。

後日、友達から聞くと担任から、明日から学校に来ても、かまう必要はない。ほっとけとホームルームに話があったそうです。おかげで私は、自分のしたいことを見つけるために学校にきているだけだという開き直りで、勉強や友達付き合いも無理をせず、自分のペースで取り組みました。

するといつの間にか、馴染んでいました。

自分らしく振る舞う

大学受験といわれて勉強しても何のためにするのかわからなくなっていました。友達との付き合いも嫌われることを過度に恐れていました。

しかし、自分が楽しく生きたいと思うと全ての捉え方が変わりました。やりたいことを見つけるために、自分のために勉強を頑張り、友達との関係も必要以上に悩まなくなりました。

周りに合わせるばかりでなく、自分なりのペースで臨むととても楽になりました。今でも担任のアドバイスには感謝しています。同じように悩んでいる子にも伝えてあげたいです。