性別 男性
イニシャル H.K.さん
引きこもりになった時の年齢 24歳
引きこもりを脱した時の年齢 26歳
引きこもりしていた期間 2年

私は性格的に社交性がなかったというわけではなく、友人にも恵まれ、順調な学生生活を送ってきました。ところが、学校や職場といった、自分が属しているコミュニティーが無くなると、急激に孤独を感じるようになりました。

そして、よりネガティブな思考が頭に浮かぶようになりました。しかし、これは私に限った事ではなく、誰にでも起こり得る事だと言えます。

引きこもる可能性というのは誰しも備わっているのです。

きっかけは些細な事からも!引きこもりへの入り口

私は大学卒業時に新卒での就職に失敗し、卒業後はアルバイトをして第二新卒での就職を目指していました。当時、どうしても就職したい業界が絞られており、どうにかしてその業界に入り込めないかと考え、結果的にアルバイト採用ながら希望業界で働く事になりました。

大学を卒業して3か月後の事でした。但し、そのアルバイトが雇用期間に期限があるもので、最長で1年という契約でした。何事もなく1年間を働き終え、次の就職先をどうするか考えた時に、それまでの忙しい生活から急に時間ができてしまった為か、仕事についても余計に考える時間ができてしまいました。

次に何をするか、どういう会社に就職するか、それを考え始めた結果、自宅に引きこもるようになってしまいました。

考える時間があればあるほど悪循環の連鎖

引きこもり始めてからは、毎朝遅い時間に起床し、午前中はテレビを観て過ごし、午後になってようやくインターネットで求人情報を閲覧するなどして動き出すという生活を送るようになりました。

何事もインターネットで用事が片付くという便利な状況であった事も引きこもりに拍車をかけていたかと思います。ちょうどその頃、単身赴任で地方で働いていた父が定年退職の為、自宅に帰ってきました。

家族からは、とにかく私が納得する事、好きな事だけを追い求めるのではなく、何でも良いから外に出て、仕事をしてみる事を強く勧められました。

しかし、私には暇であるが故に、とにかく「考える時間」があった為、何事もあっさり決めるという事がなかなかできませんでした。

引きこもり脱出への特効薬は””多忙””に身を置く事

周りの同級生の社会での活躍を見るうちに、さすがに焦りに刈られました。とにかく少しでも外に出る時間を増やす事を意識し、求人を探すにもハローワークに通ってみたり、はたまた、気になった資格試験を受けてみたりと外出する機会を設けるようにしました。

結果的に、無職となり、引きこもり始めてから約2年経過した頃に一つの会社に就職が決まりました。いざ働きだして思う事は、とにかく引きこもっていた時間がもったいないという事です。

社会には大変な事もたくさんありますが、それ以上に刺激的で勉強になり、自分によって良い経験となるものが無限にあります。私はもっと早くに引きもこりから脱し、20代という若くて貴重な時間で遊んでおけば良かったと後悔しています。

悩みというのは負の連鎖に陥る可能性を秘めたものです。とにかく悩む時間がないぐらい充実した毎日を過ごすというのが、引きこもりから脱出する一番の薬だと思います。