今や社会問題となっている引きこもり。知人や親族が引きこもりになったと耳にするケースも少なくありません。

引きこもりになる原因は、生活環境、挫折経験など身近に潜んでおり、誰もが引きこもりになる可能性があるのです。

では引きこもりになる原因は一体何なのか、ケースごとに見ていきたいと思います。


意外と少ない?学校でのいじめによるケース

まず一番に考えられるのが、学校でのいじめによる不登校です。

いじめを受けた生徒の声を聞くと、いじめのストレスから学校に行く事が苦痛となってしまい登校できなくなった。一度不登校になってしまうと徐々に学校に行きづらくなってしまい、結果引きこもってしまった、というものです。

しかし、文部科学省の統計によるといじめが原因による不登校・引きこもりは0.5%?2%と思ったより少ないのです。

集団生活になじめない…気疲れしてしまうケース

学校生活では、他の生徒と共に強制的に集団生活を送る事となります。

登校してから下校するまで長時間そのような環境にさらされる事によって、周りの環境に自分を合わせる事に疲れてしまい結果引きこもりになってしまうのです。また、集団生活では友人関係のトラブルが起きやすい為、常に気を張っていなければなりません。

嫌われないように、変な目で見られないようにと、他人に無理に合わせてしまい人間関係に疲れてしまう。結果引きこもりになるケースが多いようです。

人生のレールから脱線…就職活動に失敗したケース

現在の日本は新卒至上主義と言っていいほど、新卒での就職が重要視されています。新卒で就職活動に失敗した場合、正社員への道は難しくなります。結果非正規労働の道しか残されておらず、自分の将来を明るく描くことが出来ず悲観してしまう事が引きこもりに繋がってしまいます。

これは引きこもってしまった本人だけの問題でなく社会全体の問題として取り組んでいく必要があります。失敗が許されない社会というのは若者のチャレンジ精神まで奪ってしまいますし、国としても大きな損失につながっているように思えます。

働くのが怖い…人間関係が上手くいかないケース

就職したものの、就職先での人芸関係になじめず退職してしまうというケースは大変多いかと思います。職場での悩みランキングでも人間関係の悩みは常に上位に入っていますし、退職するまではいかなくても人間関係に悩みながら働いている方は多いと思います。

反りの合わない上司や職場内でのいじめなどにより心を病んでしまい退職。結果、再就職する勇気や意欲が持てず引きこもりになってしまうというのです。引きこもりは決して他人事ではありません。

普段の生活の中でちょっとした事がきっかけで誰しもがなる可能性があります。一度引きこもりになってしまうと改善するのは難しく、長期化してしまうケースがほとんどです。

また引きこもりが長期化することによってますます社会復帰しにくくなってしまいます。引きこもりになってしまったとしても自分一人で抱え込まず身近な人に相談すること、サポートセンターなどに支援を求め早め早めに対応する事が早期改善につながるでしょう。