性別 女性
イニシャル K.D.さん
引きこもりになった時の年齢 14歳
引きこもりを脱した時の年齢 15歳
引きこもりしていた期間 1年

現在30代前半の主婦をしている者です。私は中学校2年生の頃、通っていた中学校の部活でのいじめが原因で約1年自宅に引きこもっていました。

何もやる気が出ない、将来なんてどうでもいい、人間関係なんてめんどくさい、そう思っていました。

ただ、現代のようにスマホやパソコンも流通していなかったので情報が拡散されていなかったことが良かったのかもしれません。

いじめ。順番に変わる被害者と加害者

中学2年生だった私は水泳部に所属していました。正直、水泳部だけにいじめが見受けられたというよりも学校全体にいじめは日常的に起こっていました。

無口な子は特に被害者になっていました。学校は校則が厳しくそのストレスからいじめに繋がっているとも感じることもありました。私が所属していた水泳部でのいじめの内容は部活中に下着が無くなっていたり、水着を隠されたり、こっちをみて陰口を言われたり、自宅の前で大声で叫ばれたりと結構ひどいものでした。

しかも、そのターゲットは順番に回り、私もいじめられることが怖いことから加害者の時もありました。しかし、突然自分が被害者の日がやって来るのです。

ある日、学校が休みの部活のみの日。行くと専用の荷物入れのかごが無くなっていました。「次は私か。」とすぐに状況を察知しました。

不安な毎日の始まり。誰もが敵に見えて…

その日は、普通に部活に参加しました。予想通り、陰口を言われました。

帰宅後、今までに感じたことのない不安感を感じました。「これから何をされるのだろう。」「力では勝てない。」「親を困らせたくない。」「今まで加害者としてしてきた自分が悪かったのかな。」など色々と思いましたが、家族には平然を装うことが精一杯でした。

それから数日間は学校に通い、自分に話しかけてくれる友達とだけ会話しました。それでも、その友人が加害者の子と話していると「何か陰口を言われているのではないか。」と不安が日に日に増していきました。

引きこもりの始まり。両親にまでバレたいじめ

そして、学校も部活も休みの日、私が住んでいた自宅まで「K!いじめられても学校に来て偉いよ!」と大声で叫ばれました。恐らく、同じ部活の人だったと思います。次の日から学校に行くことはできませんでした。

両親も叫ばれた言葉を聞こえていましたが、私に詳細を問いただそうとはしませんでした。それから何をするにも気力が湧かず、逃げてしまいたい日々でした。自分を育ててくれている両親にも罪悪感ばかりでした。

それでも、死にたいとは思うことはありませんでした。なぜだかは分かりませんが、現代のようにいじめの情報や自殺の情報も開示されていなかったことが良かったと思います。

再び学校へ。それは自分のために

しかし、その逃げられない状況はその学校にいるからだと考えました。「同じ中学校から進学する人がいない高校に進学しよう。」と考えました。

いじめられても「自分の将来まで壊されたくない。」「誰とも喋らなくても学校生活は過ごせる。」と決めて、3年生の時に再度学校に行き始めました。そして、意を決して学校に行きました。

最初は、コソコソと言われていました。「え?学校に来たの?」「よく来れるね。」と言ったものでした。それでも、私は自分は自分を気にしないようにしました。その後少し遠い高校でしたが、同じ中学校の人がいない高校を受験しました。

私立でお金がかかりましたが両親は意味を分かっていたので、何も言わず受験させてくれました。そして、合格。その後は、過去のことを忘れるように毎日必死に勉強と部活に専念し、友人にも恵まれ良い学校生活を送れました。