変化しない状況は一見、安定しているように見えますが目に見えない部分は変化しています。

不登校の場合はどうでしょう。

不登校が始まると学校という社会から離れ、家庭生活が中心です。その状態は将来をどう左右すると思いますか。

忍び寄る習慣化?社会とのつながり

子どもにとって学校は小さな社会です。変化を生む日々は良きにつけ悪しきにつけ、成長をうながしてくれます。しかし、学校が安全でない場合は救済措置として妥当でしょう。

注意するのはその期間です。いくら一時的な避難だとしても、物事は習慣化します。早いにこしたことはないですが、個人差があるため、明確な答えは難しいでしょう。特に子どもの年齢が低い場合は親が一定の線引きをする必要があります。家庭は確かに安全な場所の一つですが、同時に変化も少ないです。

意識の変化?限られた時間の中で

いくら学生時代に不登校をして社会から離れても、いずれ社会と関わる必要がでてきます。親は先に亡くなり、サポートは体力的にも金銭的にも限界がくるでしょう。

子どもは一人で歩かなくてはいけません。不登校は時間との戦いでもあります。焦ってはいけないが、悠長に構えるのも危険。矛盾した性質が問題を複雑化させます。良い変化も、悪い変化も苦痛をともないます。

人間は変化を面倒だと感じ、知りえた日常を繰り返すのが楽だと感じます。不登校は子ども本人だけの問題ではなく、親も含めた双方の問題です。誰が原因だと責任探しをする必要はありません。次に何をするかを考えましょう。

星を数え、風を感じよう!新しい服を着て

不登校の期間が長いほど、リハビリ期間も比例します。いきなり学校に戻るのを考えるのではなく、ワンステップ設けることが安心感につながります。

まずは外出です。不登校が長引くと、次第に他人との交流に不安や恐怖を感じます。擬似的なひきこもりは確かに根を下ろし、長期化します。それを防ぐには積極的に外出するチャンスを増やすことです。

気軽に試せるのは夜のドライブ。慣れてくれば外食もいいでしょう。家以外の時間を少しずつ増やし、外での居場所を作っていきます。マスクや帽子、新しい服を用意することは不安を軽減します。

お気に入りの音楽があれば車内で流すのも効果です。安全な家で聞いた音楽、習慣化を逆に利用します。

後姿を見送ろう!成長したその先を

外出に慣れたら、次は身の回りのことを自分でするように訓練してみてください。

部屋の掃除、服の洗濯、食事の準備。生きていくことで当たり前のことが出来るようになると、自然に自信がついてきます。時間を持て余すようになったら、一定の額を用意して本人に管理をまかせてみましょう。

一人で自由に行動できるようになったら大きな進歩です。この段階まで子どもが回復したら親は何を思うでしょうか。学校への復帰がゴールですか、それとも通過点でしかないと思いますか。

案外、将来の不安に深刻なのは親の方かもしれません。時代は変わります。親の時代の常識が子どもの時代の常識とは限りません。不安のまま前へ進みましょう。