子どもが最近元気がないなと、感じていたが特別に何も思い当たる事がないので、そう思った事すら忘れて時間が過ぎたある日、全く家から出ていない事に気がついたそうです。

それだけではなく、誰かに見張られているなど言うようになって困っているの。こんな知人の話を聞きました。これは、「統合失調症」という病気の可能性があると思い、すぐに病院へ行く事を薦めました。

この様に病気が原因での引きこもりは、早めの治療がポイントです。今回「統合失調症」からの引きこもりについて調べました。

統合失調症とは何なのか?幻覚や妄想が特徴にある!

以前は「精神分裂症」でしたが、統合失調症と変更されました。約100人に1人が罹ると言われている誰でも罹り易い病気です。なのに、あまり知られていない事実もあります。

厚生労働省のHPによると、新薬やケアの進歩した事で初めて罹った患者さんの回復が期待出来るようになったという事です。

生活習慣病等と同じで早く発見して、早く治療する事が大事です。少し良くなったからと自己判断で治療を止める事をしてはいけません。再発防止のため、治療は続けていく事が大切になります。

統合失調症の主な症状は

発症は、思春期から青年期に多い病気で10代後半から20代にピークをむかえます。以下の症状は、幻覚や妄想の代表的なものになります。

  • そこに誰もいないのに人が見えると言う
  • そこに誰もいないのに人の声が聞こえると言う
  • 誰かに見張られていると言う

統合失調症の原因は?

今の段階では、未だはっきりとした原因は解明されていません。ご本人の、進学、就職して独立した事、結婚した事等で生活や環境の変化がきっかけになっています。あくまでも、きっかけで原因ではないのです。

統合失調症と引きこもり?不安や恐怖で引きこもる!

引きこもりが統合失調症の症状のひとつになるのは、ご本人が「自分は誰かに狙われている」と思っているので、人を避けるようになります。

そして、不安になりその恐怖から外に出られなくなり引きこもってしまいます。残念な事に、内容については本人が言わないと判らないので周りには引きこもりとしかうつらないのです。

不安や恐怖心から、部屋から出れないので常に窓はしめっきりになり、覗かれないように目張りなどがされているなどに気がついた時には一刻も早い対応が必要です。

サインは出ている!

実際には無いのですが、ご本人には「誰かから、悪意をもたれている」などという妄想や幻聴が現れはじめています。ご本人が以下のような事を言った時には、気をつけて下さい。

  • みんなが自分の悪口を言っていると言う
  • 誰かに尾行されていると言う
  • みんなに笑われていると言う

出されているサインが大事?治療が遅れると悪化!

統合失調症は、きちんとした治療をしないと症状は悪化します。そんな病気にもかかわらず、知られていない為に治療が遅れるのです。

どうか、本人から出されているサインを見逃さないで下さい。被害妄想のような事を言い出した時や、部屋の中を覗いた時に窓の隙間をなくす為の目張りなどされていないか確認をして下さい。

引きこもりに終りが見えなくなる!

治療が遅れる事により、幻覚や妄想の症状は重症化します。そうすると、治療を受ける事も遅くなるので引きこもりの期間も長くなり20年にも及ぶ事もあります。

信頼できる人にお願いする事も!

もし、ご家族の方が病院へ行く事を何度すすめてみてもなかなか動かない時等は無理強いすると逆効果になりますので、ご本人の心を許せるお友達にお願いして話してもらう事もひとつの方法です。

なぜ治療が遅れるのか?家族が病気を認めない!

病気というものは、早く治療する方が良いのです。特に統合失調症に関しては、強くおすすめします。治療が遅れると、ご本人がご自分の状況を理解する事が難しくなるのでそのぶん治療を始めるのに時間がかかってしまうのです。

そして、ご家族の協力がなくてはなかなか治療に繋げることはむずかしいのです。「うちの子がそんな病気の訳がない」と否定をするのではなく、まっすぐ素直に見てあげてください。兆候が見えるはずです。

チャンスを逃さないで!

統合失調症の症状が、少しでも確認する事が出来た時には考えている時間はありませんよ。ご本人に、説明をしてなるべく早く病院へ連れて行くようにしましょう。

最悪のケースにも!

統合失調症の治療が遅れて、症状が重症化すると自分には誰も助けてくれる人はいないとか独りぼっちなんだとか、もう駄目だ等と思い込み自殺に追い込まれてしまう事もあります。

幻覚や妄想の症状は、本人が話してくれないと周りの人には判りませんからこの様な時には理由が判らない、なぜ自殺などしたのかと後で後悔しなくて済む様にしましょう。

家族はどのような対応が良いか?話し方に注意して!

統合失調症とは、外から見て判るような怪我をしているわけではないので、ご本人でないと周りの人から見ても判断する事は難しいです。

気がついた時には、早く対応してご本人に病院へ行く事を納得してもらいましょう。今は薬も良くなり、高い効果が期待できるようになりましたが、短時間で良くなるものではないのです。時間をかけて治療をして、ゆっくりと寄り添って進めてください。

注意して下さい

ご家族で注意していただきたい事に、話し方があります。統合失調症患者さんは考える力や認識する機能が低下しますので、話しかける時などは本人を見つめて話す内容も簡単に具体的に話してあげて下さい。

まとめ

いかがでしたでしょうか?統合失調症から引きこもりになる時の事について症状やご家族の対応についてご案内させて頂きました。

親としては、認める事はなかなか難しい事だと共感できるところはありますが全てはお子様の為、ご本人の為にもしっかりと現実を見て認めてあげて下さい。

そして、少しでも早く治療を受けさせてあげて下さい。治療を始めたら、ご本人と一緒に病気と仲良く付き合ってあげて下さい。少しでも回復に向けて前進出来るようにご家族も疲れないように進んで下さい。