性別 男性
イニシャル S.K.さん
引きこもりになった時の年齢 21歳
引きこもりを脱した時の年齢 22歳
引きこもりしていた期間 1年

私は過去一年ほど実家でひきこもり生活をしていました。今は元気に社会復帰していますが、当時は働くのが怖かったです。

就職に失敗、選んできたその道は…

20歳で専門学校を卒業する時、同級生の多くはどこかしらに就職を決めていました。ところが自分は3月になっても決まっていない。

専門学校なので、それなりに専門性の高い勉強をしていたのですが、その道へ就職できる生徒はごくわずかという狭き門。自分はそこを通ることができず、かと言って諦めて別の就職先を見つけることもできないまま、学校を卒業してしまいました。

気持ちの切り替えができないまま

卒業して無職で20歳になり、とりあえず学生時代から続けていたアルバイトを続けました。無収入になる前に、現状をなんとかしなければいけない。

しかしそう思っていてもだらだらと過ごしていく怠惰な自分。学校で学んだことを諦めきれないと言いながらも、その後は大した努力もせず、現状に甘んじていたと思います。

ひきこもりになった転機、もう働けない

そんな時、アルバイト先で他の従業員の勤務中の不正行為が発覚。職場の雰囲気は最悪なものになり、当時いたメンバーは次々と辞めていき、自分も辞めざるを得ない状況になりました。

これで完全に無収入。そこからは自宅へとひきこもり、一年ほど働けない状態になってしまいます。当時は人に会うのも電話に出るのも嫌で、家族としか会話をしていなかったと思います。

貯金が底をつきタイムリミット

一年間は貯金を崩して生活をしていましたが、ついに底をつきます。電話代を払うこともできないので親を頼ったところ、「人が生きていくのに食費も家賃もいる。

年金も保険代も電話代も、自分で払えないとしても、家からお金は出さない。自分の面倒は自分でみろ」と突き放されます。当然のことですが、その時に「今まで一年間も自分は何をやっていたんだ」と目が覚めたような感覚になりました。

もう迷わない

たとえ自分がしたいことがあろうとなかろうと、理想と現実が違おうとも、全ては「自立しているか否か」だと思います。自立していない自分は、まず自立するべき。

日本で生きていくためには、ある程度のお金がないと生活できません。そんな当然のことにようやく気づき、外に出て仕事を探しました。

最初は電話をするのも一苦労でしたが、ハードルの低いアルバイトから始めて、正社員へとステップアップしました。家にずっといると身体は鈍るし、やる気は出ないし、良いことがありません。

まずは外に出ていろいろと動いてみると良いと思います。最初は人目が気になりましたが、誰も自分一人を注目なんてしてきません。必要以上に気にせず、まずは外出から始めてみませんか。

色んな景色を見たり、雑音を聞いたり、刺激に触れることによって、身体が活性化していくと思います。少しづつでも、前に進んでみましょう。