人から、家族が引きこもっていると聞いたりした時に1番最初に思い浮かぶのが「経済的に余裕があるからいいわね」とか「甘えてるんじゃないの」などです。

でも、そうではない事がわかって来ています。もちろん、ご本人の性格なども関係しているのですが、人間関係で自分の気持ちを上手く相手に伝える事ができない事、外から受けるストレス等への対応が上手くできない事等が重なって生じているのです。

1番苦しんでいるのは、ご本人なのです。今回は、こんな「引きこもり」について調べてみました。

引きこもりとは何?引きこもりには定義があります!

引きこもりとは、家から出られない状態が長く続いている時の事をいいます。病気療養中で出られないというのとは、違います。

これは、人それぞれに違いがありましてほとんどの時間を家の中で過ごす人もいれば、近所のお店にちょっと買い物に出かける事が出来る人もいます。

引きこもりには、厚生労働省から定義が出されていまして「色々な原因から、社会への参加が出来ない状態で家族以外の人とのコミュニケーションが無く、6か月以上家に引きこもっている状態」となっています。

引きこもりの原因とは

原因としては、ひとつに決める事はとても難しいです。人間関係、社会生活に対応する事が難しくなるほどの嫌な経験をしたという人も多いのです。

そんな事から、家から出る事が不安になり出られなくなって避難しているのです。ですから、引きこもる事を悪い事と責めないで下さい。避難場所がある事は、とても大事な事です。

その症状は大丈夫なの?引きこもりのサインかも!

引きこもりといっても、はじめから突然家の中に閉じこもっているわけではないのです。はじめは、ほんの小さな症状として出て来ます。

ご本人は、精神的にも身体的にも色々な事が少しずつストレスとして重なっているのでいつもとは違う状態が生活の中に現れています。

そして、やがてだれとも話すのも嫌になったり面倒になったりして外に出るのもおっくうになり、家から出なくなり、それが進むと部屋からも出られなくなるのです。

引きこもりのサインとは?

ストレスに対する対応が、上手く出来ない事から精神的にも肉体的にも疲れが出て来ます。その事から身を守ろうとして、周りの人に「私は今、嫌な思いをしているの!」と小さなサインを出し始めています。気が付いた時には、注意が必要です。

  • 夜良く眠れなくなります
  • 何となく気持ちが落ち込みます
  • これといった理由が無いのにイライラしています

引きこもりから抜け出す為には?本人だけでは無理!

ご家族の方も、何とかしなければいけないと焦る気持ちが大きいとは思います。それ以上に、ご本人は何とかならないのか?どうしたらいいのかと思い悩んで、ご家族にそのストレスをぶつけてしまう事も少なくないのです。

そんな事が続くと、ご家族もご本人も毎日のストレスで疲れきってしまいよくない結果を招く時もあります。この様な状態を良くする為には、家族だけでは出来ないのです。

やはり、専門家の力をかりる事も大事な事になります。そうする事でご本人も、家族以外の人との係わりも出て来ます。無理をする事で、ご本人が精神疾患を患う事もあるのでそうならない為にも1日も早く専門家に相談される事をお薦めします。

家族はどうするべき?

ご家族だけでの対応が続く事で、ご家族の中にもストレスが溜り不和が生じて来ます。そうすると、ご本人がよけいに不安を感じるようになります。

ご家族がいつでも、ご本人を受け入れられる状態である事がとても大事な事になります。ご家族も無理をしないで、専門家に相談をして下さい。

家族以外の手助けとは?

引きこもりの状態をなんとかしたい、と感じているのはご家族だけではなくご本人が1番感じている事です。そんな状態を良い方向へ向ける為には、専門機関へ相談をお薦めします。

罹りつけの病院でも、相談すると適した機関の紹介をしてもらえます。自治体に相談しても教えてもらえますので、無理をせず利用して下さい。

引きこもりになった人への対応は?いつも通りに!

引きこもっている方には、家族も友人の方も今まで通りに変わらずに接してあげて下さい。特別に腫れ物に触るような事をしないでください。

引きこもっている方は、常に誰かに助けて欲しい、自分を見て欲しい、早くこの状態から出なければいけないと思っています。その時が来たら、いつでも手を差し延べる事が出来るようにしていて下さい。

無理をしない事が大事?

引きこもっている人がいると、家族の負担は精神的にも肉体的にもとっても大きくて大変です。状態によっては、家族の健康まで害してしまいます。

そうなると、自分のせいで家族が困っていると本人はよけいに自分を責めることにもなります。そうならない為にも、家族だけでの対応が困難になったら専門家の手助けを早いうちに受けて下さい。

頼りにしてる事を感じさせる事!

引きこもっている方は、常に孤独を感じています。自分は誰にも相手にされないとか、自分はいない方がいいんだなどと感じているのです。

ですから、大事な家族なんだよと、あなたがいて助かるわという事を自然と伝えてあげる事も必要になります。タイミングをみて、簡単な用事を一緒にした時などありがとう手伝ってもらって助かったよと、伝えてあげる事でもいいですよね。

カウンセリングでの注意?家族の問題として考える!

家族に引きこもりの方がいて、何らかの理由によって家族だけでの対応が難しくなり専門家の力をかりようと考えることは正しい判断です。

その時にはどうか、ご家族みんなで協力してあげて下さい。ご家族の方が、あなたひとりではないのよ、みんなで頑張ろうねという気持ちがご本人に伝わる事が大きなポイントになります。

任せっ放しにしない!

自分たちだけで、背負うのではなく専門家の力をかりて対応する事はまちがいではないのですがここで気をつけなければいけない事があります。

それは、もうカウンセラーの人に任せたのだから大丈夫と思い関与しなくなる事です。これでは、本人も家族から見捨てられたように感じて治療にも時間がかかります。

焦ってはいけない!

カウンセラーに相談したからもう大丈夫、専門家だからすぐにもとに戻るだろうなどとは思わないで下さいね。焦らずに、本人の心が動くことを見守ってあげて下さい。

けっして、まだなのかなどと本人に言わないで下さいね。早く何とかしなければいけないと、強く感じているのは他でもないご本人なのです。

まとめ

いかがでしたでしょうか?「引きこもり」について、症状や原因に家族や友人といった周りの方の対応についてご案内させて頂きました。

まだまだ、偏見の多い世の中ですがけっして、引きこもっている方を周りから隠すような事をしないで下さい。共に治療をしていくように進めて下さい。

そして、その為には専門家の指導の下ご家族も含めての治療を進めて下さい。けっしてカウンセラー任せにしないで下さいね。ご本人が、見放されたと感じる事のないようにして下さい。これはとても大事な事です。