性別 女性
イニシャル T.O.さん
引きこもりになった時の年齢 20歳
引きこもりを脱した時の年齢 24歳
引きこもりしていた期間 4年

引きこもりは現代において軽視出来ない問題です。引きこもり本人にとっても、家族にとっても心身ともに負担になる事です。

甘えが原因と言う人もいますが、中にはとても重い問題を抱えて引きこもってしまう人も少なくありません。

引きこもりは悪と決めつけ無理やり外に引っ張り出す事はせず、心から引きこもりを改善する事が重要なのです。

引きこもってしまった原因は心無い人の視線

私が引きこもりになったのは、二十歳の頃でした。子供の頃に事故に遭い、顔の目立つ場所に傷があります。

学生時代は特に気にならなかったのですが、大人になると人目が気になり始めます。ぶしつけな目で顔の傷をジロジロ見る人も少なくありませんでした。

そんな他人の心無い視線が嫌でたまらなくなり、外出する事がどんどん減っていったのです。

周囲の人には軽い冗談でも本人には重いダメージになる言葉や視線

最初はちゃんと仕事に行き、休日は外出をなるべくしない程度でした。しかし会社の同僚や上司もたまにですが、顔の傷をジロジロ見たり冗談で嫌な事を言う事もあったのです。

一度気にすると、どんどんネガティブな思考になってしまいます。皆が私の顔の傷を見ている、醜いと笑っていると思ってしまうのです。悔しい思いや恥ずかしさが段々と大きく育って、ついに仕事に行くのも辛くなってしまったのです。

何も生み出さない時間を後悔しながら過ごす焦り

引きこもっている間はずっと過去を恨んでいました。こんな傷さえ無かったら皆みたいに明るい生活を楽しめたのに。自分の人生をめちゃくちゃにしたのは傷のせいだし私は引きこもっても仕方ないとも思っていました。でもこのままではどうにもならないと焦る気持ちもあったのです。

引きこもりを脱出するきっかけはほんの些細な事

引きこもって4年程経ちました。その間ずっと人目から身を守れる安心と、このままではどうにもならない不安や焦りと板挟み状態です。

いつかはどうにかしないと駄目だと自分でも自覚していました。そんなある日、テレビのCMを見て引きこもりを脱出する決意をしたのです。

引きこもりの原因さえ無くなればもう大丈夫

それは化粧品のCMでした。強いカバー力がウリでどんなシミも隠せるという化粧品です。顔の傷が引きこもりの原因ならば、顔の傷を隠せばいいだけの事でした。たったそれだけの事ですが、今まで思いつかなかったのです。

また、4年間の引きこもりで外出しなかったせいか皮膚に紫外線のダメージも無く肌のコンディションも良くなっていました。顔の傷もそのおかげで以前よりは薄くなっていたのです。

今でも顔の傷はあります。しかし濃いめの化粧をすれば、間近でよく見ない限りわかりません。引きこもりは、多くの場合劣等感や心の重圧が原因です。

無理やり引っ張り出しても余計に心に負担をかけるだけなのです。引きこもりを解決するのには、まず心の負担を無くす事が一番重要なのです。