性別 男性
イニシャル K.M.さん
引きこもりになった時の年齢 14歳
引きこもりを脱した時の年齢 20歳
引きこもりしていた期間 6年

人間は楽な方へと流れてしまう事が良くあります。引きこもりへの道も自分が楽だから引きこもってしまう場合が多くあるでしょう。

辛い事や苦しい事が多い外の世界よりも安心で安全な家の中の方が良いのです。しかし困難に立ち向かわずに引きこもってしまうと何も得る物が無いのです。

典型的な引きこもりのゲームオタク中学生の道を進んで

私が引きこもったのは、中学生の時です。ゲームや漫画が大好きで、人と話をするのが苦手でした。

誰かと一緒にいる事よりも一人でゲームをしている方が楽しいと感じていたのです。学校が休みの日はいつも一人でゲームをしていました。

両親が共働きで誰からも監視も関心も無い生活

私の両親は共働きで普段は滅多に家には居ません。いつも私が朝起きてくると、冷蔵庫に作り置きの食事が用意されている生活です。

誰からも監視が無い状態で自制心が少ない中学生男子です。学校をズル休みする事も増えてしまうのが予想出来る事でしょう。段々とズル休みして家でゲームをする日が増えてしまったのです。そしてそのまま引きこもりになりました。

周りの大人は皆ろくでも無かったせいか進路が修正出来なかった

本来ならば中学校を卒業する年齢になっても引きこもりのままです。両親ともに仕事を第一と考え、私には無関心でした。なので高校受験の話も特に無く、三者面談さえしなかったのです。

私自身も不登校になっていましたし、担任もすでに諦めている状態でした。今思えばろくな大人がいません。しかし当時の私には誰からも干渉されない楽な生活そのものだったのです。

焦りが出たのは当時の同級生と自分を比べて

お金だけは親が出してくれるので、お金の心配のない一人暮らしは最高でした。ずっとゲームしながら好きな物を食べて過ごしていました。しかし20歳を超えた時、ふと中学生だった頃の同級生のSNSを見たのです。

皆就職したり恋人が出来たりと充実している様な感じでした。そして急不安とむなしい気分になったのです。

独りぼっちに不安を覚えバイトで収入を得ながら友人を作ろうと決心

何もせずに高校すら行っていない状態です、今更ですが将来の不安に慌てました。

友人も恋人もいない、頼れる親戚や家族もいない様なものです。たった独りぼっちで今後どうすれば良いのか。そう思ったらこのままでは駄目だと思いました。そして、せめてバイトを始めようと思ったのです。

初めてのアルバイトで得た物は新鮮な日々

初めてのバイトは中々上手く行きませんでした。まず人との会話すら大変で、コミュニケーションすらマトモに出来なかったのです。

仕事も失敗だらけで怒られる日々でした。でもそれが何故か新鮮な刺激に感じたのです。本来ならば辛い事ですが、普段私に関心を持つ人が居なかったので怒られる事が嬉しかったのかもしれません。

今でもバイトは続いていますし、友人も出来ました。引きこもりには色々と理由があると思います。辛い目にあって外に出たく無い、ただ怠けてたらズルズルと引きこもってしまった。

どんな理由にせよ引きこもっていては何も得る事が出来ません。外に出るのは、最初とても怖いし不安です。でもそれを乗り越える価値があるほど外の世界は楽しい事も多くあるのです。