性別 男性
イニシャル Y.N.さん
引きこもりになった時の年齢 16歳
引きこもりを脱した時の年齢 19歳
引きこもりしていた期間 3年

私は高校時代に引きこもりになりました。高1くらいから卒業までです。なお、その後留年することもなく浪人にもならずに4年制大学に行きました。

私がどんな風に引きこもってどうやって3年で高校を卒業できたのか、私の場合を書いてみたいと思います。少しは同様の年代の方やその親御さんの参考になるのかも知れません。

なぜ高校時代に引きこもりになったのか

私が思うに、なぜ引きこもりになってしまったのか、実は今でもよくわかりません。原因はたくさん思い浮かびます。それらのたくさんの条件が重なったのだと思います。高校になって、寮に入りました。

私には優しい両親がいまして、わりと可愛がられて育てられました。寮に入ったことは、私にとって環境の大きな変化でした。高校生活にも寮生活にも、私はあまり馴染めていなかったように思います。

なにか、異邦人というか、疎外感を感じていました。私が感じていただけで、外面上はそう見えなかったと思います。過保護気味な両親と、環境の大きな変化が、引きこもりになってしまった、大きな要因の一つだと思います。

引きこもりになった原因2

私は本が好きで、他人から見てもかなり難し目の本を読みます。中学生頃から本を大量に読み始めました。大人が読むような、内容的に深い本を特に好んで読みました。中2だったと思いますが、ある哲学的なノンフィクションを読んで世界がひっくり返るような体験をしたこともあります。

その頃から、学校で先生に突っかかるようになりました。友人もびっくりするような高度な話題で先生と口論し、授業を潰すことも増えました。また、授業の半分は寝ていました。

友人からは、好意的ですが「ひねくれもの」とアダ名されました。本の影響もあって、自分の深い内側に入り込むクセができたように思います。この頃から、昼夜の生活が逆転するようにもなりました。

高校時代の引きこもりの様子

高校時代になって寮に入ったのですが、同時に両親は仕事の関係で他県に引っ越しました。私は寮生活にあまり馴染めなかったので、しばらくして祖父母の家から高校に通うことになりました。

祖父母の家に住むようになってから、ほとんど高校に行かなくなりました。バレないように、朝は家を出たように装いました。不登校がバレてしまい、両親がとても心配しました。

日帰りで無理して会いに来てくれることもありました。精神科の病院から薬を処方してもらったりもしましたが、自分では効いているとは思えませんでした。その頃、親が帰っていくのを隠れた木陰から遠目に見ていた時、大泣きしたのを今でもはっきりと思い出せます。

自分ではどうにも出来ず、こうなった理由も自分では全くわからず、それを表現することもできませんでした。やはりその後も、高校に行く振りをしてはすぐにこっそりと隠れる生活を続けました。

家族に心配を掛けているのは自分でもよくわかっていました。それが余計に、どうにもできない自分の不甲斐なさを感じさせました。自分が追い詰められてどうにもならない、という感覚だけは強く感じていました。

高校から遠く離れた東京の大学へ

私は高校にろくに行かず、行っても授業は寝ていました。先生から最低限の出席日数を聞き出してしたので、その日数分だけは行きました。塾も全く行っていません。自宅でも一切勉強はしませんでした。

私は要領がいいタイプなのか、それでもある大学に受かりました。大学を受験したのは、大学へ行きたいからではありません。とにかく、この地域から遠くへ逃げたいと思ったからです。

結果的に、大学時代は引きこもりにはなりませんでした。大学がどうとかより、生活の為にバイトをし続けないと生活できなかったからです。こうして、たまたまですが、引きこもりはしなくなりました。

経験者の私が思う引きこもりの対処法

私が今になって思うのは、引きこもりに明確な理由も対処法もないということです。だから難しい問題なのでしょうが、過保護だけはよくないなとは思います。過保護だと高校生などの子供はどうしても甘えます。それに世間も狭くなりがちです。

引きこもりの予防については、スポーツを適度にすることや、生活のリズムを戻し、夜は寝て、昼に日光を浴びることは、実際に効果があるのではないかと私の感覚では思います。