性別 女性
イニシャル T.T.さん
引きこもりになった時の年齢 22歳
引きこもりを脱した時の年齢 25歳
引きこもりしていた期間 3年

子育てを通して親しくしてくださるママたちとの交流を楽しみつつ子育ても楽しんでいる私なんですが・・こんな私でも20代前半で引きこもりを経験し、2年程家から出歩けない生活を送っていたんです。

今の私からは想像もつかないと、友人からは笑われてしまうんですが・・。

引きこもるまでにはプロセスがきちんとある!私の場合は…

私は高校を卒業後に地方の短大へ進学。その後、周りの同級生と共に就職活動をこなして某大手家電店に就職。販売接客の仕事に就くことに・・。

もともと人と話すことが大好きだった私にとって、事務系よりは接客がいいなあと漠然とながらも思いながら志望する職種も流通に自然と向いていきました。大手の入社式は東京で入社式に出席。

そしてその後エリアごとに研修を半月ほど受けてから各店舗へと配属となりました。業務は、接客・ディスプレイ・発注・社員のシフト管理などが主でした。シフト勤務の為、パートの欠勤が出てしまった場合には穴埋めで自分が入らなければならないことも多々あり、休みが思うようにとれないことも。

そこら辺をうまくやれていればよかったのでしょうが、ずるさがなかったといえばなかったのかもしれません。気がついたらオン・オフがうまくできなくなってしまい疲労感ばかりが蓄積されるようになっていったのです。

あれ?おかしいぞ?そう思う時には自分の心に耳を傾けるべきだったのですが・・

毎日の疲労は蓄積されるばかり。せっかくとれた休みも心は忙しなく、なぜか休むことに対して申し訳なさまで感じるように。同期の友人は見かねて買い物に誘ってくれたりもしていたんです。

しかし、気分は晴れるどころか重くなる一方。買い物中も仕事のことを思い出しては連絡をとろうとしてみたり。この心がざわつく状態のうちに自分の異変に気付くことができていればよかったと今になって思うことはありますね。

眠りも浅くなる一方。睡眠にまで影響が出るようになった時点で心療内科など受診して適切な薬を処方してもらっていたら・・。目元に大きなクマをつくるようになってからは、周囲から病院受診を勧められるようにもなりました。

それでもかたくなに病院へ行こうとはしませんでした。この後、心身の疲労が限界を超えてしまったのでしょう。職場で突然倒れてしまったのです。

生活をリセットして健康を取り戻す過程がいかに時間がかかるか・・

倒れたことにより、数日の入院から精神科に罹ることになりました。

両親がみかねて仕事を辞めさせようと動いてくれたのはよかったのですが、そこから私はパニックを起こすようになってしまったのです。辞めさせられることに対しての抵抗から泣き叫ぶようになってしまったのです。

まるで人間失格という精神状態にまで陥りました。結局、仕事依存の状態に陥っていたのでしょう。仕事をとられたら自分は何もなくなってしまうと錯覚し混乱してしまったのです。

泣いては叫び、また泣く。そして泣きつかれたら眠る…まるで子供のような状態ですね。むしろ感情はとてもシンプルに表現するようになっていたのかもしれません。その情緒をコントロールするために薬を処方してもらい服用。

今度は寝っぱなし。寝ました。1年以上眠り続けました。まるで眠り姫ですね(笑)。眠りっぱなしの完全引きこもり娘でした。

果報は寝てまてというのは正しく!体力の自然な回復を待ってから活動すべし!

沢山寝て、焦りを鎮めることで自然と心身の状態が正常に戻っていきました。

人の目が気にならなくなり、自然と外へも出歩けるように。外に気持ちが向き始めた時、一気に社会復帰へと向かう方もいらっしゃるんですが、私の場合はまずは散歩から。散歩をしまくりました。

テクテクと歩いてご近所の方と世間話からスタート。2年程テクテク歩いて、次のステップとしてフルタイムではなく、パートとして社会復帰。社会に徐々に体を慣らして…そしてフルタイムへ。

そこからはあれよあれよという間に出会いがあり、結婚。妊娠、出産。子育てへ。振りかえってみると、色々なことが怒涛のように押し寄せた20代でした。健康は表裏一体。心身のバランスの崩壊は気づいた時には一気にいってしまうのです。

あの経験から言えることは、無理だけはしてはなるものかの一言です。自分の心にはやはり自分が一番耳を傾けてあげるべきだと思います。人と自分を比較したりしてはもちろんいけないとも思うのです。

これを読まれてるみなさんも、ご自身の心身、大切に向き合いながら過ごしてくださいね。一度崩してしまった体調を取り戻すというのは容易なことではないですから。