性別 女性
イニシャル S.T.さん
引きこもりになった時の年齢 15歳
引きこもりを脱した時の年齢 18歳
引きこもりしていた期間 3年

私は10代の頃に引きこもっていたので、その時の状況などをまとめます。

悩んでいる最中はとても苦しくて、もう人生おしまいだくらいに思っていました。

今振り返れば全然若いしなにをやるにも間に合うのに。

自分には必要な時間だったな、何をあんなに思いつめていたんだろう、もっと早く抜け出したかった、と思うことも多いです。

今学校に馴染めなかったり悩んでいる人たちの力になれれば幸いです。

義務教育は真面目にやろうと思っていました

小学校中学校と勉強はしていました。

田舎の学校ですが、クラスで一番を取れるくらいにはしていました。小学校高学年の時に一番仲の良かった子が転校し、ちょっと仲間はずれにされていたのをきっかけに、あまり学校に馴染めなかったので、学校には通っていても心は閉ざしてしまっていました。

中学校はやんちゃな人が多くて、外野として見ている分には楽しかったですが、「大学には行きたいしちゃんと勉強しないとなあ」とは思っていました。受験勉強はしていても少しずつ成績は下がっていました。

生活が乱れ始め、学校に行っていても成績がひどくなりました

高校は地元では一番の学校に入学しました。学校名を言えばすごいねーと言ってもられるようなところです。勉強が極端にできない人からは宇宙人みたいな扱いをされることもありました。

他に特別行きたかったところもなかったし、普通科がある学校ということでここを選びました。同級生はユーモアがあって大人びている人が多かったです。授業中に騒いだり問題行動を起こす人もいなくて、環境としてはいい環境でした。

しかし授業を受けても大量の課題をやってもテストで点が取れませんでした。遅れた分を取り返そうと徹夜で勉強し、ますます成績はひどくなっていきました。家庭の事情で入学後急に引越しが決まり引越しをし、通学が少し時間がかかるようになりました。

共働きの親に代わって家事もしなければならなくなりました。睡眠時間が減っていました。

朝、布団から出ることができなくなりました

夜は寝ようとしても眠ることができませんでしたが、朝は起き上がることができなくなりました。

母親には「もっと遠くから通っている人もいる」とか小言を言われていました。なんで体が動かないんだろう、眠いのに寝れないし体が休まらないんだろうと思っていました。精神科に連れて行かれ学校に事情を話ししばらく休むことになりました。

ここから引きこもりが始まりました。最初の数日はとても気が楽になりました。授業を受けてもわからないものはわからないし真面目にやっても頭に入ってこないのです。でも何日も休んでいると将来のことや勉強のことが不安になってきました。

友達からメールが来ます。担任の先生が送れと言ってるのでしょう。今まで自分が大人に言われて不登校の子を家に迎えに行ったりしていたので、なんて無神経なことをしていたのだろうとますます自分が恥ずかしくなりました。

眠れなかったのに寝てばかりの生活になりました

冬が近づくと寝てばかりの生活になりました。今までのぶんを取り戻すように寝ました。でも疲れが取れた感じはしないのです。たまに起き上がれるときはネットで知らない人とコミュニケーションをとったりしていました。

寂しかったのでしょう。優しくしてくれる人が欲しかったのです。親は病気のようだとわかるとうるさくは言ってこなくなりました。しかし深い話などができる感じではありませんでした。

高校の単位はどうするかなど、できる限り先延ばしにしてくれるように学校に頼んでいたようでした。通信制の高校に籍を移しました。全日制に通っていた頃の単位はまじめに通っていたことなどが考慮されほぼ認定してもらいました。

これが大きかったです。高校二年生は単位取れませんでしたから。

少しずつ学校に行き、なんとか高校卒業

高校三年生になるとうちの学校はみんな受験。みんなと同じペースで大学には行けないだろうけど、高校は三年で卒業しておきたかったです。

三年生の時は家で学校のレポートを書きまくっていました。「一人じゃわからない」とか言っている場合じゃありませんでした。わからない教科は通信でも学校に通って先生に聞きに行かなければなりません。

自分で予約をして個人で行くのですが、体が動かなかったりして先生を待たせてしまったりすることもありました。高校一年生の時に進学校で多くの単位を取っていたので、単位数は頑張ればぎりぎりなんとかなりました。

学校の特別活動と言われる行事にも参加できるようになりました。そしてなんとか高校卒業を果たすことができました。いろんな人に卒業おめでとうと言われ、人生で一番嬉しい日でした。