性別 女性
イニシャル Y.E.さん
引きこもりになった時の年齢 24歳
引きこもりを脱した時の年齢 29歳
引きこもりしていた期間 5年

引きこもりは現代社会においてとても重大な問題です。社会から離れ自宅の中だけで過ごしていては、心にも体にも良い影響はありません。

しかし引きこもる人には、何かしら事情があるのも事実です。外に出たく無い、出られない事情を理解せずにただ責めるだけではいけないのです。

引きこもってしまった理由を知り、外の世界に持つ恐怖感を取り除く事が大事です。引きこもりの人をサポートするには、その様な事が大事なのです。

大嫌いな接客業のストレスから体を壊して

私は元々人見知りで臆病な性格でした。知らない人と接する事が大嫌いで、とてもストレスを溜めてしまいます。しかし私の実家は自営業なので、仕事は自営業を手伝う事に決まっていました。

接客業なんて私にとっては辛く苦しい仕事でしかありません。しかし自営業での収入はギリギリなので家族経営で頑張るしか無かったのです。

辛い接客業のせいでストレスで体調を崩してしまった頃に、自営業を畳む事になりました。それをきっかけに私は引きこもりになったのです。

体調を戻す為に家の中でゆっくりしていた日々

18歳から始めた接客業は24歳までしていました。

20歳の頃から段々と体調を崩し、調子の悪い日が多くなりました。24歳の頃にはストレスによる体調不良で満足に外出する事も難しい状態になってしまいました。体をゆっくり休めて体調を整える為に、私は自宅でゆっくりする事にしたのです。

住んでいる場所は田舎ですから外には娯楽施設も素敵なお店もありません。外出してもストレス発散にはならないのです。そんな理由もあって、外に出る事はめっきりと減りました。気が付けば全く外に出なくても困らない生活だったのです。

家族は罪悪感から何も言わず

外に出る必要も無いし、体調不良という理由があるので引きこもりになるのに罪悪感は全くありませんでした。

むしろ大嫌いな仕事を押し付けられた結果、健康に被害が出たのですから両親が諸悪の根源とさえ思っていました。両親も、それを自覚していたので引きこもった私に何も言わないでいました。毎日ゲームやテレビを見ながらゆっくりと過ごしていたのです。

友人の結婚式に出席する事になったのが転機

しかし引きこもり性格は何も得る物はありません。友人達は恋人を作ったり、大きな仕事を任される事が多くなりました。

ずっと家の中でゆっくりしていても体調は良くなりません。私は次第に不安と焦りを持ち始めたのです。そして29歳の時に友人が結婚をしました。友人の結婚式に出席する事になったのです。

外の空気で引き締まっている友人と緩んでいる私

正直な気持ちだと、友人の結婚式があるまで私は引きこもりの自覚はありませんでした。療養と外出する理由が無いだけだから家にいるのだと自分で思っていたのです。しかし結婚式に出席して久々に見る友人達は引き締まって見えました。

一方私は、何もかもが緩んでいる様に見えたのです。体形から表情までしまりのない緩んだぶよぶよの人間みたいでした。やはり外に出ないと自分を冷静に見る事は出来ないのでしょう。この日をきっかけに引きこもりから卒業する決意をしたのです。

引きこもりを脱却するのに必要なのは自信を持つ事

一度決意してしまえば意外なほどに簡単です。あれ程、他人と接する事が嫌だったのに、思ったよりすんなりと会話が出来ました。

見た目も友人や家族に助言して貰い、ちゃんとした服装をすれば結構自信が沸いて来ます。こうして私は再び外に出る事が出来たのです。引きこもりの人に大事なのは、自信を持つ事です。

今思えば他人と接する事が嫌だったのは自信の無さの表れだったのでしょう。ちゃんとしていると自信を持った今ではもう大丈夫です。