性別 男性
イニシャル K.K.さん
引きこもりになった時の年齢 24歳
引きこもりを脱した時の年齢 28歳
引きこもりしていた期間 4年

ちょっと古い話ですが、私は阪神淡路大震災の被災者で、自宅が全壊しました。当時大学3年だった私はその後就職活動もままならず、就職浪人してしまいました。

一応公務員になるために独学で勉強していましたが、自分を見失い、やる気を無くし、そのまま引きこもりになったのです。その後日本には自然災害が頻発しており、私のような引きこもりとならないように参考にしていただけたらと筆を執りました。

阪神淡路大震災で自宅が全壊しました

1995年1月17日5時46分忌まわしい阪神淡路大震災が起こりました。当時私は大学3年で、後期試験真っ只中で5時頃まで試験勉強していました。

ようやく眠りについてしばらくしたところで、今まで体験したことない揺れに襲われたのです。まだ夜明け前で真っ暗の中、表で人の声がするので起きると、部屋の中はめちゃくちゃでした。

私は離れで暮らしていましたが、外に出ると本宅の方は2階建てが1階となっており、他の家族全員が生き埋めとなっていたのです。近所の方々の協力でなんとか掘り出し、おかげで助かったのです。

車の中での生活で就活に乗り遅れました

なんとか家族全員助かったものの、自宅は全壊しました。とりあえず近所の小学校に行きましたが、おびただしい数の遺体の安置所となっており、行くのが遅かったこともあり、私達の居場所はありませんでした。

こうして軽自動車の中での生活が余儀なくされたのです。私は神戸から京都の大学まで通っていましたが、こうなっては大学どころではありません。試験はレポートに代替され、それを車の中で仕上げ、単位はなんとかなりました。

しかし大学4年となり、いよいよ就職活動という段階で完全に乗り遅れたのです。

民間企業は諦め公務員に狙いを定めました

当時は今の就職活動とは違い、全くのアナログでの就職活動でした。会社説明会に参加するにも、自宅に送付された就職情報誌に付いているハガキが必要でした。

私はそれらが自宅もろとも埋まってしまったので、資料請求さえ簡単にできませんでした。大学の就職課に行っても神戸と京都との温度差は大きく、ろくに相談にも乗ってもらえず大変不信感を抱いたのです。

その後会社説明会に何回か参加しましたが、やりたい仕事も見つかりませんでした。結局民間企業は諦め、人の役に立とうと公務員試験受験を決めたのです。

それがちょうど大学4年の8月で、すでにその年の試験は終わっており、翌年の受験を目指し勉強しました。全くの独学で勉強しましたが甘くはなく、翌年の公務員試験に全て不合格となったのでした。

ついに父親がキレて追い出されました

公務員試験に落ちた私は、翌年の公務員試験を目指すこともなく自宅に引きこもりました。することもないので、とりあえず公務員試験の経験を生かして行政書士の勉強を始めました。

翌年の試験には不合格でしたが、さらに翌年受験して合格しました。やっと合格したために目標を無くした私は、することもなく自宅でぼーっと過ごす日々が続いたのです。

すると父親がとうとうキレて鍵を渡され、家から叩き出されたのです。この時私はすでに28歳でした。古いアパートで一人暮らしを余儀なくされた私は、ようやく重い腰を上げて就職活動を始めたのです。

一応資格が役に立ち行政書士事務所に拾ってもらいましたが、もっと早い段階で追い出すべきだったと思います。社会に放り出されると、自分でなんとかしようと踏ん張るものです。