「引きこもり」とは、家事や就労や学校などの社会的な参加をせず、6ヶ月以上にわたって家庭に閉じこもっている人のことを指します。この「引きこもり」は、広義的な意味にすると、2017年時点で推定約54万人いるというデータが内閣府から発表されています。

この「引きこもり」の状態に至るための原因は様々存在していますが、その原因についての詳細は意外なことにあまり知られていません。そこで、なぜこのような「引きこもり」が発生するのか、その原因について解説します。

引きこもりの原因は?大きなものは3つ!

引きこもりの原因は、主に下記の3つが挙げられます。

    <引きこもりの3大原因>

  • 職場になじめない
  • 病気
  • 就活失敗

職場になじめないと引きこもりになる理由は?

職場になじめないということは、人間関係を上手く築くことができないことによる自信喪失が引きこもりのトリガーになってしまったと言えます。自信を喪失したことで人間関係を築き上げることに対して恐怖を覚え、人と関わらないようにするために家あるいは部屋の中に引きこもるようになってしまうというわけです。

病気になると引きこもりになる理由は?

病気によると引きこもりになる理由としては、2つのことが考えられます。第一に、物理的に体に制限がかかるという理由が挙げられます。この場合の引きこもりは、自らの意思によるものではなく、必然的に引きこもりになってしまうという場合も多いです。

次に、病気によって長時間引きこもることによって社会へ出る自信を失い、外に出られなくなるというケースが考えられます。自分が病気でいる間にも、周囲の環境はめまぐるしく変わります。それに適応できる自信がなくなった場合、引きこもりという選択肢を選ぶという人もいます。

就活を失敗することで引きこもりになる理由は?

就活を失敗することで、社会に進出する自信を失います。また、「就職をしていない」というプレッシャーに負けてしまい、周囲の目が気になることで外出に対して不安を感じるようになります。そうすると、結果的に家に引きこもるようになってしまいます。

引きこもりの最大の原因は?重要なのは「自信」だった!

以上のことを踏まえると、引きこもりの原因の根底にあるのは「自信の喪失」であることが伺えます。きっかけは些細なことかもしれませんが、それがあらゆることに対しての自信を失わせます。その自信がなくなってしまうことで、人は「引きこもり」という選択肢を選ぶ可能性が高くなると言えます。

「自信」以外の原因は?「ストレス」も理由になる!

「自信」以外の「引きこもり」の原因には、以下のようなものがあります。

ストレスに対応できないことで、引きこもりになることもある

「自信喪失」以外にも、「ストレス」が引きこもりの原因となる場合があります。例えば、「就活を失敗することで引きこもりになる理由は?」で挙げた「周囲の目」も、立派なストレスになりえます。このように、自分自身以外の「周りの人」も、引きこもりという状況の一因となってしまうケースがあります。

「周囲の期待」もストレスになる

学校や会社、家族といった周囲の期待も、大きなストレスになってしまいます。周囲の期待が大きければ大きいほど、失敗を怖がるようになってしまい、行動が起こせなくなってしまいます。その結果、「どうせ失敗して恥をかくなら」と、部屋に引きこもってしまうパターンが考えられます。

「周囲が評価をしてくれなかったこと」もストレスになる

「期待」とは逆に「周囲に評価されなかったこと」も、ストレスの原因になってしまう場合があります。期待に応えられず自分自身を追い詰めてしまったことで、「もう周囲に関わりたくない」と引きこもりを選んでしまうことがあります。

引きこもりは愛情不足?幼少期に原因が隠れていることも!

「引きこもり」になる人の中には、幼少期の愛情不足があるという人も少なくありません。例えば我慢を強要されたり、条件付きでなければ愛してもらえなかったりするという経験をした人は「嫌われたくない」という理由で人と関わる自信を失ってしまい、それが結果として引きこもりという状態を生み出してしまうというわけです。

どんな人がなりやすい?引きこもりになる人の特徴!

「引きこもり」にも、なりやすい性格があります。どのような性格の人がなりやすいかを解説します。

引きこもりになりやすい性格は?

引きこもりになりやすい傾向として、「真面目」である性格であるということが挙げられます。真面目な人であればあるほど、ストレスを抱え込みやすいと言えるからです。

ストレスを抱え込みやすい=引きこもりになりやすい

ストレスが引きこもりの原因になりえることは前述の通りですが、そのストレスを抱え込みやすい人は、言い換えれば「真面目で責任感が強い」ということでもあります。そのような人はストレスの発散が苦手である人が多く見られ、結果として引きこもりになりやすくあると言えます。

引きこもりの原因の奥底にあるものは?2つあった!

引きこもりの原因について解説しました。引きこもりの原因は主に「職場になじめない」「病気」「就活の失敗」というデータが出ていますが、それを掘り下げていくと「自信の喪失」と「ストレス」の2つに分かれることがわかりました。

自信を失う背景には、失敗や他者との関わり方のほかにも、幼少期の愛情不足などからくる歪んだ認知もあります。その部分を解消することが、引きこもりを脱する大きな一歩になると言えます。

また、真面目な人ほどストレスや固定観念にとらわれてしまい、「引きこもり」という状態を起こしやすくなってしまいます。認知の歪みを直すのと同時に、適度にストレスを発散させることが「引きこもり」の状態を改善するためには重要になります。