かつては「若者が陥りやすい」と考えられてきた「引きこもり」ですが、実のところ、近年では40代~50代の「大人」が「引きこもり」になる事態が急増しています。

40~50代の引きこもりというと「働き盛りのサラリーマン」という印象が強いですが、密かに急増しているのが、「主婦層」の「引きこもり」です。様々な要因から外の世界と遮断されがちな「主婦」は、気が付かないうちに自宅に閉じこもりやすくなってしまい、中にはそれが原因でうつやパニック障害の精神病を発症させてしまうケースもあります。

そこで、そのようなことを防ぐためにも、「引きこもり」になりやすい主婦の特徴や、主婦に対して起こりがちである「引きこもり」の原因を細かく探っていきます。

隠れた「引きこもり」の実態は?主婦層が陥りがちな「引きこもり」の原因!

主婦はあらゆる原因によって「引きこもり」の状態を招きがちです。その主な理由としては主に4つのものがあげられます。

    <主婦が「引きこもり」に陥りやすい原因>

  • 家事や育児
  • 「理想の主婦像」を追求する性格
  • 過去のトラウマ
  • 慣れない環境

家事や育児が「引きこもり」を招く?1人でこなそうとしたら注意!

家事や育児は、主婦の「引きこもり」を招きがちです。その理由を解説します。

家事や育児に追われると「引きこもり」になりやすい!

「主婦」は家事や育児に追われがちで、それらをこなしているだけでも時間がどんどん経過してしまうということも少なくありません。そうすると、外に出る時間自体が失われがちになり、結果として社会から断絶されたような状態になってしまいます。これが「引きこもり」という状態を招いてしまうことにつながります。

ハードワークで心身を壊してしまう場合も!

家事や育児に追われるというと「専業主婦」をイメージしがちですが、この事態は「専業主婦」だけでなく「共働きの主婦」にも同じことが起こり得ます。むしろ、「共働き」であると、「仕事」と「家事および育児」の両方の負担が女性にかかりやすくなるため、さらにストレスを感じることになり、心身ともに疲れきって「引きこもり」となってしまうケースも十分にあり得ます。

「真面目さ」が「引きこもり」を生む?「理想の母親像」を追求しはじめたら注意!

真面目な女性は「引きこもり」を引き寄せやすいです。その理由は、下記のようになります。

「理想の母親像」を追求すると「引きこもり」に!

「引きこもり」という状態は「真面目な人」がなりやすい傾向にあります。現代社会ではまだ、家事や育児が「主婦の仕事」であると認識されがちです。そのような考え方を強いられた女性たちは、「1人で全てをこなせる完璧な主婦にならなくては」と考えてしまい全てを自分1人で背負おうとしてしまいます。

その結果、心身ともに疲れ果ててしまい、「引きこもり」の状態に陥りやすくなってしまいます

女性はストレスを溜めやすい!

元来、女性は女性ホルモンの影響からもストレスを溜めやすい傾向が強くあります。そこに真面目さや家事および育児の負担がかかってしまうと、よりストレスを招きやすくなってしまいます。

そもそも「引きこもり」の原因は「ストレス」の影響も非常に強くあります。よって、ストレスを抱えやすい主婦層の女性は、「引きこもり」の状態を作り上げる環境が整いやすくなってしまっているとも言えます。

「過去のトラウマ」が「引きこもり」のトリガーに?2つの時期に注意!

過去に起きた出来事が、「引きこもり」を起こすトリガーになっている可能性もあります。主に2つの時期に起きた出来事が考えられます。

幼少期のトラウマが「引きこもり」の原因になる!

トラウマが起こりやすい時期の1つとして考えられるのが「幼少期」です。人間の性質は、幼少期をどのように過ごしたかで決まります。幼少期に愛情が不足した状態で育てられた女性の場合は、結婚し家庭を持ってからも、「家族以外の人」に対して心を閉ざしがちな傾向が強いです。そのことから、社会に対して不安を抱き、「引きこもり」になってしまうケースが考えられます。

「就職期」も引きこもりの原因になりえる!

もう1つ「引きこもり」の原因を作りやすい時期があります。それは「就職期」、つまり社会進出後のことです。社会に進出すると、様々な人と出会います。その中で、パワハラやセクハラを受けたり、人間関係でこじれたりする経験を持つと、そのことがトラウマとなり社会に対して恐怖を抱くようになります。

結果、社会に出ることが強くなり、「引きこもり」を選んでしまうパターンもあります。

慣れない環境が「引きこもり」に?「転勤」は特に注意!

慣れない環境は、主婦の「引きこもり」を呼ぶことがあります。その理由について解説します。

「夫の転勤」が引きこもりを生む!

「夫の転勤」で、慣れない土地へ住む経験をするようになる主婦も数多く存在します。人間が新しい環境に適応するためには、一定の期間を必要とします。その慣れない期間にストレスが溜まってしまい、「引きこもり」になってしまうケースも存在します。

「知らない場所のコミュニティ」には要注意!

新しい場所に行くということは、新しいコミュニティに属さなければならないということとイコールになります。主婦、特に子どもを持つ主婦の場合は、「ママ友」のコミュニティに入ることができるか否かは重要な意味を持ちます。

そのコミュニティに入れなかった場合や、上手くコミュニティにとけ込めなかった場合、対人関係に恐怖やストレスを感じ、「人と関わりたくない」という心境に陥ってしまうことで「引きこもり」になってしまうパターンもあります。

急増する「主婦の引きこもり」を防ぐためには?周囲の支えが必要!

近年増加傾向にある、40~50代の大人の「引きこもり」、特に「主婦層」の引きこもりについて、原因を細かく解説しました。「主婦」という存在は、育児や家事により、社会から断絶されやすい環境の中に閉じこもってしまいやすいものです。また、元々の性格や慣れない環境がそれを助長することもあります。

そこで重要なのは、周囲で支えてくれる存在をつくることです。育児や家事に追われて外に出ることができないのであれば、夫や家族が積極的に家事を請け負ったり、話し相手になったりすることでストレスや負担が軽減されます。

ほかにも、慣れない環境やコミュニティに溶け込めるように手を引いてくれる存在がいるだけでも、主婦の不安や恐怖を軽くすることができます。

周囲と協力しあう環境を整えることが、主婦の「引きこもり」を予防する最も有効な策であると言えます。