性別 男性
イニシャル D.M.さん
引きこもりになった時の年齢 29歳
引きこもりを脱した時の年齢 34歳
引きこもりしていた期間 5年

若いころから結構激しい肉体労働をしていて、勤務時間も不規則なうえ、生活も不健康で睡眠不足が続き、身体のだるさはずっと感じていました。

ある時期にかなりの残業が続き、休みもあまりとれなくなり、朝起き上がれなくなり、会社に行くのが億劫になりました。それから出社拒否して、自然に退職しました。

うつ病の診断

はじめ自分が精神的に病気があるとは全く思ってもいませんでした。自分は健康だし、体も強いと思い込んでいました。うつ病に関する知識すらほとんどなく名前を聞いたことがある程度のことでした。

身体のだるさを病院で検査してもらったところ身体には異変はなく、精神的なものだろうということで、はじめて心療内科を紹介されました。

医師に症状を訴えるとまず過度のストレスから起きたうつ病だろうという診断がでました。

ひきこもりのはじまり

新しい仕事を探して行ってみたのですが、簡単な仕事でも頭の中がぐるぐるした感じで、気分が重く、全く仕事になりませんでした。人とのコミュニケーションが億劫で笑顔すら自然には出てこない状態になりました。

ひどいのは睡眠で朝まで眠りにつけないことが多く、少し寝ても体が重くて朝に起きられないくらいひどい状態になっていました。仕事もできなくなり、人にも会いたくなくなりひきこもりがはじまりました。

昼夜逆転の生活がはじまり昼間でもカーテンを閉め切って生活するようになりました。

ひきこもりの苦しみ

ひきこもりの辛さは、孤独そのものです。人と話し人に理解してほしいと願いながら人に会う勇気がでません。ひとりでいたかったから長くひきこもったのではなく、誰かとともにいたいと願いながらその能力を失っていたのです。

人との会話も噛み合わないことが多く、余計人に会うのが怖くなりました。うつ病の薬は増え、身体が余計だるくなり、ひどくなる一方でした。

そんな生活が何年も続きわたしはどんどん荒廃していきました。

ひきこもりからの回復

何年もひきこもったあと、こんなことじゃいけないと思い始めました。とにかく人恋しくて誰かと話したかったのです。まずはうつ病の人たちが集まるサークルに参加するようになり、自分の話をするうちに次第に人が怖くなくなりました。

同じ悩みを抱いている人がいるのです。ひとりじゃないことに気づきました。それからだんだんとリハビリをして今は軽いアルバイトができるようになり、少しですが友達もできました。