性別 男性
イニシャル T.U.さん
引きこもりになった時の年齢 35歳
引きこもりを脱した時の年齢 38歳
引きこもりしていた期間 3年

わたしがひきこもりになったのは35歳のときで、ちょうど長く勤めていた仕事を辞めて新しい仕事を探しているころのことです。

何の疑問も抱かず生きてきて、ただ働いてきていて、漠然と何かが違うと感じていました。自分はこんな仕事をするために生きているんじゃないという気持ちが強くなり仕事をやめて、料理屋で見習いの仕事をはじめました。

新しい仕事での挫折

料理は全く未経験の仕事でしたが、パソコンに向き合う仕事ではなく、何か自分の腕で技術を身につける仕事をしたいと思ってはじめました。

しかし何かを学ぼうなどという甘い仕事ではなく、安い賃金で1日に14時間も仕事をすることもざらでした。

また職場の人は意地が悪く、怒鳴ったり、悪口を言われることが多く、だんだん仕事が苦痛になってきました。せっかく踏み出した新しい道だったのですが、やはり続かずやめてしまいました。

ひきこもりのはじまり

最初はあれこれ仕事を探してはいたのですが、何をしていいかわからず、ただ単にお金のためだけに働くことにも違和感を感じていました。その間に人間関係のトラブルもあり、ひどく落ち込んでしまい、ひきこもりがはじまりました。

まず心配は経済的なことだったんですが、両親と一緒に暮らしていたので世話になることにしました。

一時的に考える時間がほしいと思っていたのですが、ひきこもりはだんだん長くなり、働こうという気力も人生に対する希望もだんだんなくなりました。

ひきこもりの長引き

ひきこもりが長引くうちに、しだいに対人恐怖の症状がでるようになりました。近所の人から噂されているとか、他人が自分を変人のように見ているとか思うようになりました。

以前から趣味でしていたテニスにも全く行かなくなりました。自分が無職なのでバカにされているような気がしたのです。

インターネットばかりするようになり、全く外出しなくなり、とうとう3年間もひきこもってしまいました。

ひきこもりからの立ち直り

ひきこもりからの立ち直りの糸口は全く見つかりませんでした。もう他人とのコミュニケーションもうまくいかないレベルでした。

そのとき自分が立ち直る糸口になったのがテニスでした。テニスなら何も話さなくても良い。身体だけ動かしていればよい。

しだいに人にもなれ仕事も探せるようになりました。自分を助けてくれたテニスはずっと続けるつもりです。